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親子講座:石けん作り体験

                       ※廃油から作った石けん

 

開催日時:令和7年8月1日(木) 10:30~12:00

開催場所:環境活動推進センター  3階 講座室

講  師:布澤 好子 氏、佐久間 裕子 氏、田村 繁子 氏、川上 登美枝 氏  

参加人数:19名  

 

 

夏休み中の親子講座、「石けん作り体験」講座に9組19名の親子の皆さんが参加してくれました。

石けんは苛性ソーダと油を混ぜて作ります。苛性ソーダは非常に強いアルカリ性を持つ物質で、水に溶けやすい性質を持っています。これに廃油を加えると苛性ソーダが化学反応して石けんができあがります。苛性ソーダは、アルカリ性のため腐食性が強く人体に触れると、やけどや失明などを引き起こす可能性のある劇薬でもあります。ただ、化学反応の過程で新しい物質に変化するため、正しく作られた石けんには危険な苛性ソーダは残っていません。
揚げ物などで使った廃油や賞味期限切れの油を使うので、環境にやさしく、エコ生活に役立つ石けんです。ただし、洗濯や食器洗い、タイルのメジ、キッチンまわりなどの洗浄用ですので、人体など肌には使わないでください。(もったいない事業委員:S.S)

よく混ぜます

※透明になるまで混ぜます

苛性ソーダと水をよく混ぜます。身体に触れると危ないので、大人の人に混ぜてもらいます。この時の水溶液の温度は70℃~80℃になります。

ペットボトルの蓋を閉めて振ります

※ペットボトルを振ります

ペットボトルに苛性ソーダの水溶液と廃油を入れて、よく振ります。

生クリーム状になるまで振ります

※石けんの原料

10分以上振ると生クリーム状になって、石けんの原料の完成です。

パックに流し込みます

型に入れ形を整えます

牛乳パックやヨーグルトの容器に流し込んで固まらせます。

固まったら完成です

※型に入れて乾燥中の石けん

今日の「石けん作り体験」講座で作った廃油石けん。まだ固まっていないので、1カ月程度窓際など日当たりのよいところに置いて乾燥させます。


※原料の苛性ソーダ

※家庭で不要となった廃油


※廃油の分量を量ります

※石けん作り体験