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活動レポート

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バスで行く 三浦半島「小網代の森」で自然観察会

                ※えのきテラスでの岸先生によるまとめの講義

 

開催日時:令和5年6月16日(金) 7:40~17:30

開催場所: 小網代の森(三浦市 小網代  )、うらりマルシェ(三浦市)、県立城ヶ島公園(三浦市)

参加人数:20名

 

今回の観察会「小網代の森」は、神奈川県三浦半島の先端にある70haの森です。

森の中央を流れる「浦の川」の集水域として森林、湿地、干潟、海まで連続して自然のまま残されています。

(神奈川県ホームページ より)

観察会当日は久しぶりの快晴。浦の川流域の五つの合流地点を通りながら干潟、海まで下りました。

途中の木道は梅雨の影響で通行止めの箇所もありました。

「流域思考」で有名な慶応大学教授 岸 由二 氏 にガイドいただき、堆積した土砂の厚さ、水の流量による植生の変化を学ぶことができました。

杉並区内を流れる善福寺川・神田川等の流域が、浜田山・阿佐ヶ谷・荻窪・井草等の地名に、かつての地形や植生を思い起こす機会となりました。

観察会の後、うらりマルシェで昼食。午後は県立城ヶ島公園で海を眺めながらの自由時間を楽しみました。

参加者の皆さまからは「植物の生態が環境によって変わる、また、生態を守るために人の手を少し加え、保全・保護されていることが素晴らしいと思った」、「小網代の森ができた経緯と、保全している方々に直接お目にかかってそのお話をうかがえたことがよかった」などのお声をいただきました。

(みどり事業委員F.T)

ベイシア市民交流センターでのガイダンス

※小網代の地図を前にして

小網代の森は70ha。浦の川の全長1,2㎞の流域は国交省により保護されました。源流から5つの合流点・干潟を経由して海までの流域が多くのボランティアの人たちによって守られている歴史を知りました。

第一の合流点にて

※デッキ下にある合流点で説明を受ける

合流点では、土石が堆積して厚くなり、厚くなるところにアスカイノデが生えてくるそうです。

流れの量から流域の面積を逆算できる

※域内を流れる小川

土質により、含有され貯留される含水量は決まり、流れ出す水量がきまります。流域から流れ出す流量を逆算すれば、どのくらいの流域面積から染み出ているかがわかるそうです。

ホタルの乱舞する小川

※下水管に付着した珪藻類

珪藻類は、岩や石などの固いものに着生し、これをカワニナが餌として食べ、さらにホタルがカワニナを餌として食べます。

流域の植生

※合流地点 やなぎテラス

源流から堆積された土砂、日当たりなどにより、植生もイノデ類・シダ類・ハンノキ・ジャヤナギ・アシ・オギ・ガマ・ハンゲショウ・ハマカンゾウなどと変化します。


※ジャヤナギの倒木更新

※第3合流点 水量の多いところにハンゲショウの群落


※まんなか湿地 アシ・オギ・ガマの群生

※眺望テラスから干潟を望む


※うらりマルシェ店内

※県立城ケ崎公園から太平洋を望む