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活動レポート

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勝沼城跡森林ボランティア活動

                  ※ヒノキ人工林   低木はコアジサイ(12月20日撮影)

 

開催日時:令和2年11月15日(日) 午前9時30分~14時30分

開催場所:青梅市勝沼城跡歴史環境保全地域

参加人数:12名

活動内容:①勝沼城跡の歴史と自然を知る

     ②作業 勝沼城跡二の丸跡の下草狩り

 

勝沼城跡は、東京都の歴史環境保全地域に指定されています。すぎなみ環境ネットワークは「勝沼城跡みどりの会(東京都保全地域ボランティア)」との協働で「勝沼城跡の歴史環境と緑地を守る活動」を続けています。

前半は、勝沼城跡の歴史と遺構、貴重植物、植生についての講義を受け、物見台跡、本丸跡、二の丸跡、空堀跡を見て回り、武蔵野の戦国時代を想像しました。

物見台跡付近は下草や枯損木伐採も整理され、子どもたちの野外学習が行われるそうです。後半は、勝沼城跡二の丸跡の下草刈りを刈込み鋏を使って作業。明るく生き生きとした林、貴重植物の保護されている様子、黙々と行われる下刈り、伐採作業をするボランティアの姿に歴史環境保全活動の地味な努力と成果を感じます。東京都指定の保全地域は50カ所(令和2年11月11日現在)勝沼城跡以外の保全地域にも出かけてみたいと思います。(広報委員会:M.O)

東京都環境局 勝沼城跡森林保全地域HP


>※講座のちらしはこちら 勝沼城跡森林保全活動を毎月行っています(1回だけの参加も可)

講座

※遺構:本丸(奥)二の丸(手前) 空堀と土塁の跡 

勝沼城跡の歴史と遺構を巡るミニツアーで、歴史環境保全地域についての話と実例を見学します。

物見台からの風景は、当時の武蔵野丘陵の集落も想像できそうです。

午後からの作業

※ヒノキ人工林の下刈り作業

刈込み鋏で下刈りをしました。下草は、主にアズマネザサ。他には、ヒサカキ、ツゲ、スギ、アラカシ、モチノキなどの実生の植物です。背丈の延びた下草を刈って積み上げると、すぐに小山のようになります。その始末も大変な作業です。

カモシカが現れました!

※時々、カモシカを見かけます

人を怖がっている様子はなく、作業を止めて注目している人間たちを、観察しているように見えました。時々、見かけるそうです。

伐採した木をホダギにシイタケの栽培

※収穫したシイタケ

収穫したしいたけを並べてみました。毎日見に行くことができないので、巨大な笠のシイタケになっているものもあるそうです。


※コアジサイ 白い花が咲きます

※ヤブコウジ


※フユイチゴ