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バス見学会~ごみ・資源の行方をご存知ですか?~

日時:平成24年9月26日(水)
見学場所:①世田谷清掃工場⇒②世田谷区資源循環センター「リセタ」⇒③目黒エコプラザ 
※昼食:和食バイキング「ななかまど」(品川プリンスホテル)
参加者:47名

昭和57年に竣工した杉並清掃工場は、平成24年4月より老朽化による建て替えのため、使用できません。
平成29年完成予定まで杉並区内のごみは世田谷区など近隣の清掃工場に焼却処理していただきます。
これを機に、ごみや資源の行方について学ぶために、様々な施設の見学に行ってきました。

①世田谷清掃工場

世田谷清掃工場は、23区内にある20ヶ所の清掃工場の内のひとつであり、
平成20年に竣工した世田谷清掃工場は最新の設備が整っていました。
近隣住民の方々との共有のため、排ガス処理が徹底され、空きスペースには緑が育成されていました。また、一日6750KWあまりの発電は隣接する世田谷美術館の冷暖房にも供給されているそうです。

施設内の見学と職員の方による23区のごみ事業についてのお話を伺いました。
ごみを減らし、しっかり分別することで、街を守り、地球を守ることができます。
更に、ごみ減量により清掃工場の数も減らすことができるそうです。
それはひとりひとりの心掛け次第で十分可能なことなのです。

また、きちんと可燃ごみに混じって出された不燃ごみによって、機械が止まってしまうことがあるそうです。

可燃ごみ・不燃ごみ・・・ひとりひとりがきちんと分別したいですね。

②世田谷区資源循環センター「リセタ」

世田谷区の資源循環施設「リセタ」は
皆さんが分別しているびん・缶・ペットボトルなどの資源ごみのひとつであるびんの処理施設です。
回収されたびんは2種類に分けられます。
もう一度びんやさまざまな建築材料等になる「ワンウェイびん」とそのまま再利用される一升びんやビールびんなどの「リターナブルびん」に分けられます。

ワンウェイびんは機械で色識別後、異物等が混入していないかなど手作業で行われてから、粉砕されて、各工場などに運ばれるそうです。

さて・・・杉並区で回収されたびんはどこで処理されているのでしょうか?

杉並区内で回収されたびんは・・・区内の3つの民間の業者さんによって処理されているそうです。

びんの識別は手作業で行われていたのを見て、資源ごみを出すときは洗って、蓋などは外して、きちんと分別することを心がけたいと改めて思いました。

③目黒エコプラザ

「目黒エコプラザ」は目黒区内にあるリサイクル施設のひとつです。
杉並区のリサイクルひろば高井戸と同じような施設で衣類や雑貨、家具などのリサイクルショップや
様々なリメイク講座も開催されていました。
目黒エコプラザならではの、本の貸し出しやペットボトルの回収活動についてのお話も伺うことができました。

参加された方々の中には「リサイクルひろば高井戸」をご存じない方もいらっしゃったので、ぜひ一度お立ち寄りいただけたらと思います。
そして、ごみ減量などに興味を持っていただいたり、ものを大切にしていただけたらうれしいです。

ご存じですか?3R!

ひとりひとりの心がけによってごみは減らすことができます。
ごみを減らしていくためのキーワードが「3R」です。

☆リデュース⇒減らす(ごみを増やさい、食べ残さないなど)
☆リユース ⇒再使用(物を大切に使うなど)
☆リサイクル⇒再資源化(使えなくなったり、使わなくなった物を違ったものとして使う)の頭文字をとったものです。

3Rは、順番が大切だそうです。
まずは、資源の消費を減らす(リデュース)ことから始めてみませんか。
そして次に、使えるものは何回も繰り返し使う(リユース)、それから使えなくなったら原材料として再生利用(リサイクル)してみませんか。

ちょっと一息!

3つの施設を見学途中に、和食ダイニング「ななかまど」にて昼食を取りました。
参加された方々も楽しく交流されていました。

今日の見学会を機に杉並区内のごみの減量につながったり、興味関心の輪が広がるとうれしいです。